カメラアングルの種類と効果や印象の違い、カメラポジションとの違いと カメラアングルの効果的使い方について解説

ローアングル撮影 写真撮影のコツ
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写真をいろいろ撮っているが、いつも平凡な感じになってしまうということはありませんか。

カメラで写真を撮る時は、一般的に自分の目線の高さで撮ることが多いので、普段見慣れた視覚なので平凡に写りやすくなります。

この記事を読めば、カメラアングルとカメラポジションを変えて撮ることによって、今までとは違った構図が得られ新鮮な表現ができる方法がわかります。

カメラアングルとは?カメラアングルの種類と効果や印象の違い

カメラアングルとは、カメラを構えたときの被写体に対しての角度で、次の3つに大別されます。

ハイアングル

ハイアングルでの山並み

カメラを見下ろすように構えて写す方法です。

カメラが必ずしも地面などから高い位置である必要はなく、低い位置でも見下ろすように撮ると「ハイアングル」になります。

俯瞰撮影とも呼ばれます。

なので、地面に咲いている花をしやがんで上から見下ろすように撮るとハイアングルになります。

また、高い位置からハイアングルで撮ると俯瞰的に写るので、地面一面に咲いている花畑の様子などを撮ることができます。

効果や印象については、俯瞰的になるので説明的で平凡な写真になりやすいですが、前景、線・色などの工夫次第で迫力のある写真になります。

水平アングル

水平アングルでのポートレート

カメラを水平に構えて写す方法です。

カメラの高さ方向の位置とは関係なく、高くても低くても構えが水平ならば「水平アングル」といいます。

アイレベルとも呼ばれます。

人間の眼でものを見る自然な位置だけに、このアングルで写真を撮る場合が多くなります。

効果や印象については、いつも見ている、角度なのでおだやかな雰囲気になりがちなので、次に説明するポジションと組み合わせて撮るといい写真ができます。

ローアングル

ローアングルからの花

カメラを見上げるように構えて写す方法です。

カメラが必ずしも地面などから低い位置である必要はなく、高い位置でも見上げるように撮ると「ローアングル」になります。

例えば、花などを撮るときは低い位置からローアングルにすることで、青空を背景にでき、日の光を透き通るように撮ることが できかなり違う印象の花を撮ることができます。

効果や印象については、被写体が大きくそびえる感じになるので、迫力のある写真ができます。

また、いつも見ている目線と違うので新鮮な感じがでます。

以上が、カメラアングルですが、カメラアングルと切り離せられなのがカメラポジションです。

カメラアングルとカメラポジションの違い

似たようなことばに「カメラポジション」があります。

カメラポジションとは、写すときのカメラの水平方向の位置で、目線を基準に3つの位置があります。

・アイレベル(目線の位置)

・ハイポジション(目線より高い位置)

・ローポジション(目線より低い位置)

カメラポジションの用語の使い方は、目線の高さをいう場合の他にも、どの場所から撮るかという意味でも使われます。

したがって、カメラアングルはカメラポジションとの組み合わせで用いられることがお分かりかと思います。

この組み合わせだけでも、カメラアングル3種類、カメラポジション3種類で9通りの構図を決める要素があります。

構図を決める要素はその他にも、どの位置で撮るかのポジション、どの位の距離で撮るかのディスタンスも関わってきますので、構図を決める要素の数は数えきれないほど多くあることになります。

構図を押える順序としては、先ずフットワークで、どの位置からどの位の距離で撮るかを決め、その立ち位置でカメラポジションを決めてからカメラアングルを決め、最終の構図を決めていきます。

その他にも、使用するレンズの要素も加わり、焦点距離の違いから生じる写角や遠近感の描写なども要素になってきます。

最後の強調が目線の高低によるカメラポジションとカメラアングルとなりますので、しっかりと使いこなしていきましょう。

カメラアングルの効果的使い方

ハイアングルに向いているシーン

<料理・食べ物>

レストランでの料理やおいしいケーキなどを撮るときは、実に自然に撮るのがハイアングルです。

料理は目の高さから見下ろすように撮ることで、全体が見えバランス良く美味しそうに写すことができます。

<ペットや子ども>

ハイアングルでの撮影

いつもの目線で撮ると平凡なものになりがちですが、ペットや子どもなどをハイアングルで撮ると顔が大きく、体が小さく写るので可愛く撮ることができます。
 
<タワーや展望台から見る風景>

高い建物からのハイアングル

自分が登ったタワーや展望台から見る風景は、ハイアングルでしか撮れません。

平凡にならないためには、線や色を取り入れたり、広角レンズを使うと違う視界が広がります。

ローアングルに向いているシーン

<人物>

ローアングルでのポートレート

人物撮影をする時は、ローポジションからローアングルで撮ると顔が小さく、足が長く見える効果があります。

<ペットや子ども>

ローアングルからの猫

ペットは比較的丈が低いので、ローアングルで撮ればいつもとは違った凛々しさが表現できます。

また、子ども同様でローアングルの方が夢中で遊んでいるところやご飯を食べているときの表情をしっかりとらえることができます。

<丈の低い花>

丈の低い花を撮るときなども、ローポジションからローアングルで空を背景に撮ると空に向かってスクスク伸びる様子が表現できます。

<高い建物や樹木>

ローアングルからのタワー

高い建物や樹木をローアングルで撮れば、高くそびえる様子がダイナミックに表現できます。

水平アングルに向いているシーン

<花や日常の風景>

ローポジション_水平アングルでの猫

前ボケや背景をぼかしたような撮り方は、ローポジションやアイレベルでの水平アングルが向いています。

カメラアングルの種類と効果や印象の違い、カメラポジションとの違いとカメラアングルの効果的使い方についてのまとめ

いつも同じ目線で写真を撮っていたのでは、なかなか上達することができません。

カメラアングルには次の3種類があります。

・ハイアングル

・水平アングル

・ローアングル

また、カメラポジションにも次の3種類があります。

・アイレベル(目線の位置)

・ハイポジション(目線より高い位置)

・ローポジション(目線より低い位置)

以上のカメラアングルとカメラポジションを変えることによって、いつもとは違った目線にすることができます。

これらを効果的に使うことによって今までワンパターンだった構図がガラリと変わり、写真に変化が生まれ、狙った表現ができるようになります。

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