一眼レフカメラの手ぶれを防止する持ち方・構え方、ISO感度を上げる方法でも防止できることを解説

写真撮影のコツ
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写真を撮って一番手ぶれを生じやすいのは、夕方の薄暗いときや夜間に撮ったものです。

「無事、写ったかな」と家に帰ってからよくみると、

「あれっ?ぶれてる!」という経験は私もよくあります。

あなたは、いかがですか。

最近の一眼レフカメラ又はコンパクトデジタルカメラでは、手ぶれ補正機能がついているものもありますが、この機能だけでは、手ぶれをゼロにすることはできません。

この記事を読むことで、一眼レフカメラの手ぶれを防止する持ち方や構え方が分かります。

また、持ち方や構え方以外で、ISO感度を上げることでも手ぶれを防止することができることが分かります。

一眼レフカメラの手ぶれ補正を設定していても手ぶれは起こる?

手ぶれ1

一眼レフカメラには手ぶれ補正がついているから、大丈夫と思っていませんか?

ここで注意しなければならないのは、「手ぶれ補正機能」は、手ぶれを防ぐ機能ではなく「起こった手ぶれを小さくする機能」ということです。

手ぶれ補正機能がついていない場合の、手ぶれしないシャッタースピードの目安は、一般的に「1/焦点距離(35mm換算)」と言われています。

例えば、焦点距離が300mmの望遠レンズなら1/300秒、50mmの標準レンズでは1/50秒、20mmの広角レンズなら1/20秒が手ぶれしないシャッタースピードの目安となります。

このことから、望遠レンズほど手ぶれしやすいということができます。

カメラに手ぶれ補正機能がついている場合は、これらの手ぶれしない限界がどのように変わるのでしょうか。

手ぶれ補正の性能にもよりますが、「シャッター速度で2段分の補正効果」があったすると、50mmの標準レンズでは、1/40秒(1段分)、1/30秒(2段分)となります。

したがって、1/30秒が手ぶれしない限界となります。

このことからも、手ぶれ補正機能は手ぶれが防止できるのではなく、手ぶれしない限界が変わるということがお分かりかと思います。

一眼レフカメラの手ぶれを防止する持ち方と構え方

カメラを固定するのが手ぶれの基本

手ぶれを防止する基本は、シャッターが開いている間カメラが動かないようにすることです。

なので、一番の防止方法は“カメラを固定する”ことです。

【三脚を使用】

三脚撮影

三脚を使用するとカメラが確実に固定されるので、手ぶれはほぼありません。

特にシャッタースピードが数秒~数十秒のような長時間露出撮影では、三脚なしでは撮影できません。

三脚は重いという方には、携帯に向いたミニ三脚もあります。

また、三脚の安定度にはかないませんが、一脚もありますので用途に応じて利用すると便利です。

カメラを安定させる持ち方・構え方

カメラの構え方

三脚を使わないで手持ちで撮る場合は、カメラを安定させる持ち方・構え方がありますので、基本としてマスターしましょう。

一眼レフカメラの持ち方

一眼レフカメラの場合、左手はズーム操作などもかねてレンズの鏡胴部を支え、右手でカメラをしっかりグリップして、人差し指をシャッターボタンに置きます。

一眼レフカメラの構え方

カメラの持ち方

<脇を締める>

肩の力を抜いて、両ひじを軽く体に押し付けるようにして脇を締めます。

撮影の際は、カメラを顔にしっかりあててシャッターボタンを押すようにする。

脇があいてしまうと安定感がなくなり、手ぶれの原因になります。

カメラを縦持ちで撮る場合は、シャッターを下にして脇をなるべく開かないようにすることで、手ぶれが防げます。

シャッターを上にして構えるとどうしても脇が開いてしますので、不安定になります。

<立ったままなら足を少し開く>

体がふらつかないように、足を肩幅か肩幅よりも少し広めに開いて構えると安定して撮ることができます。

<しゃがむ場合は片ひざを路面に付ける>

しゃがんで撮る場合は、片ひざを路面につけ、もう片方のひざにひじをつけると安定した撮影ができます。

<周囲に電柱や樹木、ベンチや柵などで支える>

写真の撮り方

望遠レンズを使う場合は、体の動きを拾いやすくなるので、場面によっては周囲にある電柱や樹木、ベンチや柵などに体やレンズを寄せて撮ると手ぶれが防げます。

カメラの持ち方・構え方以外で手ぶれを防止する方法

三脚もないし、寄りかかるような柱もない、台もない・・・

という場合は、シャッタースピードを上げる方法を取ることで、手ぶれを防止することができます。

・ISO感度を上げ、シャッタースピードを上げる

ISO感度

ISO感度を上げると光を取り込む感度が上がるので、数字を大きく設定することで速いシャッタースピードで撮影することができるので、手ぶれが防げます。

ただし、ISO感度は上げすぎると画質が低下します。

一眼レフカメラの場合では、ISO3200位まで上げてもそこそこの画質が得られます。

コンデジの場合は、ISO800以上上げると画質が著しく悪くなりますので、注意が必要です。

ISO感度をどの位上げると画質が低下するかは、カメラのセンサーサイズやレンズの性能によって違ってきます。

センサーサイズでいえば、フルサイズのものが高感度撮影にもっとも強いといえます。

自分の持っているカメラの性能を見極めながら、どの位の高感度までそこそこの画質が得られるのかを普段から試して把握しておくことをおすすめします。

一眼レフカメラの手ぶれを防止する持ち方・構え方、ISO感度を上げる方法でも防止できることのまとめ

・手ぶれ補正を設定していても手ぶれは起こる

・一眼レフカメラの手ぶれ防止は、カメラを固定するのが基本

・一眼レフカメラの手ぶれを防止する持ち方と構え方

脇を締める、立ったままなら足を少し開く、しゃがむ場合は片ひざを路面に付ける、
周囲に電柱や樹木、ベンチや柵などでカメラや体を支える

・ISO感度を上げ、シャッタースピードを上げる

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