一眼レフカメラを購入したときは、どんなレンズを買いましたか?
コンデジの場合は、カメラ本体とレンズが一体化しているので、カメラを買えばレンズも付いてきましたよね。
でも、一眼レフカメラの場合は、カメラ本体とレンズが基本的に別売りとなっています。
カメラ本体だけだったらカメラとして機能しないので、何らかのレンズを選んだことと思います。
初心者が一眼レフカメラを購入するときは、カメラ本体とレンズを別々に買うよりも、“レンズ”と“ボディ”がセットになった“レンズキット”が断然お得です。
なので、あなたもレンズキットを購入した一人ではないでしょうか。
レンズキットの内容とは
レンズキットについて、おさらいをします。
レンズキットとして販売されてレンズに単焦点レンズを付ける場合は、非常にまれで多くは標準ズームレンズが付いています。
たいていは18mm-55mmぐらい33倍ズーム程度の標準ズームレンズになっています。
“18mm-55mm”の数字は、レンズの焦点距離を示し、数値の小さい方が「広角側」で、大きい方が「望遠側」となります。
似た名称に“ダブルズームキット”があります。
こちらは、標準ズームレンズに加え、55mm-200mm程度の望遠系のズームレンズをもう一本追加したもので、文字通り2本の
ズームレンズが付いたものとなります。
こちらの2本のセットも基本的な物で、初心者向けです。
標準ズームレンズの使いこなし
標準ズームレンズは1本あれば、広角-標準付近までカバーできるので非常に便利なものです。
要するにレンズ交換の必要がないのです。
反面、焦点距離が変更できる分だけレンズ枚数が多くなっているため、単焦点レンズに比べ大きくて重く、暗いレンズとなっています。
それでも、初心者にとって標準ズームレンズは便利なレンズなので、特徴を知って積極的に使いこなしましょう。
「被写体を大きく撮ったり、小さく撮ったりする」だけでは、もったいないレンズです。
例えば、こんな撮影も可能です。
・望遠側を使った効果的な撮影
望遠側で使うと一眼レフならではのボケのきいた写真が撮ることができます。
カメラのモードを絞り優先に設定し、焦点距離を55mmなど最大望遠にし、絞りを最も開けた「開放」にします。
そうすると、被写体にピントが合い背景がボケますので、被写体が浮き上がった写真が撮ることができます。
・広角側を使った効果的な撮影
広角側で撮ると画角が広いので、広範囲の被写体を写し込むことができます。
また、遠近感が強く写り手前のものは大きく写り、遠くのものは小さく写るので、高い塔などを近づいて見上げるように撮ると迫力あるものに写ります。
標準ズームレンズは非常に便利なレンズなので、自分が動かずズームだけ動かして安易に撮ってしまいがちです。
先ずは、前後左右に自分が動いてみて自分が撮りたい位置を決めることが必要です。
ズームを使うのはその後に使うことが基本と覚えておくと、きっといい写真が撮れます。
プロ写真家の高崎勉さんの「一眼レフカメラ上達講座」では、状況に応じたレンズの使い分けを1から解説しています。
さまざまなレンズの特徴や用途、プロの使い方などが学べますので、一眼レフカメラが上達したいあなたにぴったりです。
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