一眼レフの初心者のうちは、すべての対象がクッキリ写った方が良いと思っていませんか。
例えば、公園に行ってキレイに咲きそろっている花に感動し、写真を撮ったとします。
カメラの設定が「オート」になっていたら、対象の花はもちろん、背景にもピントがあったクッキリとした写真が撮れているのではないでしょうか。
人間が目で花を見てキレイだなと思ったときは、花に焦点が合って周りの背景はうすらぼんやり見えているから花に注意が向けられて感動します。
なので、花をキレイだと思った感動を写真に残すには、目がやっていることと同じように
「ボケを生かして主役を引き立てる」
ことが必要です。
遠景の雄大な山の写真を撮るときなどは、ボケを生かすことはありませんが、花や人物の主要な部分だけを引き立てて写したい
場合は、ボケを生かすことによって上手な写真を撮ることができます。
つまり、「これだ!」
と思ったところにピントを合わせ、その前後をポカすことにより被写体を美しく浮かび上がらせることができるんです。
また、ボケの程度によってもいろいろ違った写真ができるので、ボケのでき具合を「ボケ味」とも呼んでいます。
「ボケ味」の読み方は、「ぼけあじ」、「ぼけみ」どちらも使われています。
ボケを生かした撮り方のコツとは!?
ボケ味を活かした撮り方をするには、どのようにすればいいのでしょうか。
①先ずは、絞り優先モードに設定します。
②ボケの大きさは絞りで決まり、絞りの値が小さいほどボケが大きくなります。
③ズームがある場合は、望遠側にします。
④被写体にできるだけ近づきます。
⑤被写体と背景との距離はできるだけあけます。
(②~⑤の条件は、いろいろ組み合わせることで「ボケ味」も変わってきます。
いろいろやってみて、それぞれの違いを理解し上手に使い分けるコツを身につけましょう。
トップページで紹介している「一眼レフ上達講座」では、花や人物などを引き立てるボケ具合の調整テクニックがDVDの画像で分かりやすく学べます。
ボケのコツを自分のものにすることによって、一眼レフがグッと上達し、ぼかしたいものを自由に操ることができ写真の幅が広がります。
★一眼レフカメラの上達講座に興味のある方は、こんな記事も参考になります。
・「わずか3ステップ!一眼レフカメラ上達講座」が口コミで人気の理由」
・「写真上達講座はどれを選ぶといいの?比較とレビュー」
コメント